「ろくむし」
人数は特に決まっていませんが、三人以上で人数が多いほど楽しい遊びです。小さなゴムのボールと、ある程度の広い場所とがあれば簡単に遊べます。
基本
- 野球のボールほどの大きさのゴムボールを用意します。そして、鬼になる人をじゃんけん等で二人決めます。
- ベースを二つ、地面に描きます。このベースの形は、円でも四角でも良いのですが、間の距離は、あまり近すぎるとつまらなくなります。
- 鬼になった人は、各ベースの処に立ち、ゴムボールでキャッチボールをします。この時、鬼は、ボールを取りそこなって拾いに行く以外は、ベースから離れられません。
- その他の人たちは、ベースからベースへと往復して走ります。ベースへと走って行った時ベースの鬼がボールを持って、ベースに走って来る人にタッチすれば、鬼の役の人はその人と交代できます。しかし、ベースを踏んでいた時は、タッチしても関係ありません。
- 走り方のルールとしては、次のようなものがあります。
- ベースを往復している人は、順序正しく並んで走らなくても良いのですが、ベースへは最短距離を走らなくてはいけません。
- ベースを往復している人は、一度ベースから離れたら、後戻りできません。しかし、鬼がボールを受けそこねて拾いに行っている場合でも、どんどん走り続けて良いのです。
- ベースを往復した時に、「いちむし」「にむし」と声を出して言い、「ろくむし」になったら、ゲームは終わりです。従って、ベースを往復している人が、「ろくむし」にならないうちに、鬼はタッチしなければなりません。
(面白さ)
この遊びでは、鬼であっても、走る人であっても楽しむことができます。鬼は、ボールを投げた振りをして、走る人を騙してタッチするなど、どうやって走る人にタッチしてやろうかと作戦を考えながら遊ぶことができます。走る人も、ボールの動きと鬼の目とをにらんで、鬼にタッチされないように、いかに「ろくむし」を達成するかというスリルを味わいながら遊べます。そして、「ろくむし」に近づくと、鬼は、「ろくむし」になるのを防ぐために必死になるので、「ろくむし」に近づいた人は、倍のスリルを味わうことができます。(名古屋市名東区代万町 岩本大輔)
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