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Encyclopedia of Bioethics
Encyclopedia of Bioethics という事典(MacMillan Library Reference)がある。たぶん、この分野で、世界一網羅的な事典だ。ちょびっとずつ読んでみる。…というかこういう企画でもおっぱじめないと読まない気がするので。
でも、忠実な翻訳ではない。かなり私の意見も書いているので、ご注意を。
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環境倫理(Environmental Ethics)を考える際に、倫理の根拠を人類にとっての意義や目的を考えるところに与える立場。西洋の伝統的文化に基づいた考え方では人間のみが道徳的な存在であると考えられてきた。その道徳的対象をどこまで広げて考えるかという点を巡って様々な論点がある。
基本的には、人間に害を与えるような環境破壊はしないというラインで思考を進める。例えば温暖化現象(Global warming)やオゾン層破壊(the depletion of the ozone layer)は、人類の存続を脅かすので対策を講じる必要がある、と考える。
しかし、一方で、何が人類に悪影響を及ぼすかは完全には把握できない点に懸念が表明されている。例えばある生物種が絶滅することが果たして人間にとって「よい」のか「悪い」のかは判別不可能である。
参照:生命中心主義
環境倫理(Environmental Ethics)を考える際に、その道徳的対象を全ての生命に対しても拡大する立場。すなわち、人間中心主義に見られる、「人間に役に立つから」という観点からではなく、生命があるそのこと自体を尊重する。もちろんこの立場の主張は美しいが、論理的に、人間の生存と他の種の生存が衝突した場合、解決する方途がない。どちらも「生命」であり、尊重しなければならないからだ。
参照:人間中心主義
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Updated : 2000/08/21
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