ANSWER 56


ハリソン=グレイは、パートナーが♠以外で使えるカードを持っている可能性は低いと知っていたので、 ディクレアラーのハンドを視覚化するのに苦労しませんでした。
ディクレアラーのプレイラインは完全に予測可能でした。

♦をリードし、♦Jでフィネスするか、
♦Kを出してEの♦がQシングルトンであることを期待するかでしょう。
どちらを選んでも、間違いではありません。
Eには考えられるエントリーがないので、♦の4勝でコントラクトは確実にメイクします。

グレイは、Eが4枚の♠をキャッシュする準備が整っているので、 架空のエントリーがあると脅かして、ディクレアラーを騙すことに決めました。

♠Aで、ハリソン=グレイは♦Aを「捨てた」のです!
ディクレアラーはビックリしました。
これは一体何だ?

グレイは教科書的なプレーに精通しており、 Eが♦Qを持っている場合に備えてアンブロックするプレーに見せかけました。
ディクレアラーはハリソン=グレイの眼を見張るプレイを、彼が意図した通りに解釈したのです。

それで♦をエスタブリッシュする望みを捨て、
ディクレアラーは♣に目を向けました。

まず♥Qでダミーに渡り、
♣QでフィネスしましたがWが勝ちました。
グレイはすぐに♦を返しました。

Sはダミーの♦Kを出して勝ち(もちろん、♦QはEが持ているはずなので)、
そして♣9を出しました。

グレイは♣Jで勝ち、
エスタブリッシュしている♦Q(本当は勝つことができないカード)を取りました。
これで1ダウンです。