ANSWER 45


スペインのマルベーリャで開催された年次トーナメントで過酷な1日を過ごした後の ラバーブリッジでこのハンドが現れました。

2トリック目でディクレアラーがダミーから3を出した時、 スペインのブリッジ界で最も輝く星であるラファエル・ムニョスは現実をしっかりと見ていました。

デクレアラーは9トリック目のスチールを狙っている!
ダミーには確実なウィナーが7つあり、
JのオープニングリードからQはクローズドハンドにあることが分かります。
つまり、一刻の猶予もありません。

・ムニョスは、ダミーからの♠3を♠Aで勝ち、
 ♣を攻めることにしました。

しかし、ディクレアラーがQを持っていることはほぼ確実です、どのようにプレーすべきでしょうか?

・ムニョスは♣Kを出すことでこの問題を解決しました。
 Wは♣8を捨てました。
 これは単なるカムオンシグナルではなく、
 その後ブロックしないための重要なプレイでした。

・Wは♣の2トリック目を♣Aで勝ち、
・続いて、Wは極めて重要な♣2をリターンしました。
 これで、ダミーの96をEのJ7で捕まえることができ、1ダウンです。

有能なプレイヤーなら誰でも、2トリック目で何が起こっているか分かったでしょう。
しかし、3トリック目でKをリードすることを思いついたのは、 ラファエル・ムニョスのようなアーティストだけだったでしょう。