Wのパリエンテは、♥5がシングルトンだと直ぐに分かりました。
ダブルトンの場合、Eは最初に高いカードを出し、ハイ・ロー・シグナルを開始します。
それでは、パートナーにラフさせるべきでしょうか?
いいえ、それではコントラクトをダウンさせることはできません。
たとえEが切り札のAか どちらかのマイナーのアナーカードを持っていたとしても、
しかしビッドからは両方を持っている可能性は殆どなく、
♥のラフはディフェンス側の3勝目にはなりますが、ダウンさせるのに必要な4勝目にはなりません。
そこでパリエンテは♦Kのリードに切り替えました。
これでコントラクトは完全にダウンになります。
実際に起こったように、ディクレアラーが♣K,Qをキャッシュし、
♣Aでルーザーをディカードするために♥でダミーにに入ろうとすると、
Eがラフします。
もしディクレアラーが直ぐにトランプを狩りにくると、トランプ♠Aで勝ち、♦Qそれから♦Jと続けます。
Wはこのトリックをラフし、そしてEに♥をラフさせます。
これでどちらになっても、4♠は2ダウンになります。
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