♥A,♥Kを取った後の3トリック目で、ゴーレンは実際にエンドプレー(次に何を出しても損をする状態)になっていました。
ディクレアラーが何が起こっているかを知っていれば、ゴーレンがどのカードをリードしてもトリックにかかっています。
でも、自分がそこから脱出できるようにと願って、チャールズ・ゴーレンは♠9をリードしました。
ディクレラーはフリーフィネスの贈り物をありがたく受け取り、
すぐにダミーの♠Qを出しました。
Eがそれにカバーしなかったので(そうしても誰も彼を責めないでしょう)、再びフィネスをしました。
しかし、Wの♠Kが勝ちます。
ダミーにはもう切り札が残っていないので、ゴーレンは安全に♥をリードすることができました。
その結果、EWのウィナーは、♠1つ、♥2つ、♦1つ、1ダウンとなりました。
ダブルトンのアナーからローカードをリードすることは、机上では自殺行為のように見えます。
実生活ではトリックにかかることは滅多にありませんが、
エンドプレーのようなドギマギする状況から逃れる手段として使われることが、いかに多いかは驚くべきことです。
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