・Wのピーター・ヴァイクセルは、オープニングリードの♣Kと続く♣Qを勝ち、
・今後の流れを見据えて、ウィナーの♣Aを残して、♦にシフトしました。
・デクレラーはダミーで勝ち、狙い通り切札♠Jを出してフィネス、
・Wのシングルトンの♠Kに負けました。
・Wは再度♦をリードし、
・ディクレアラーは♦Aで勝ちました。
続く2回目の切札狩りでWがショーアウトしたのを見て、
ダミーに入れないことに気付きました。
絶望の中で、ディクレアラーはクラブのラフでダミーに入れたらと考えました。
しかし、そんなことはできませんでした。
・ディクレアラーは♣をリードし、
・Wは♣Aで勝ち、
♥を出して♥Aを持つEに勝たせました。
・Eはすぐに切札を逆狩りし、ダミーの最後の切札を取り除きました。
この時点で、Eにはまだ♦Kをラスする切札が残っています。
・ディクレアラーはオーバーラフしましたが、
4枚目の♣のルーザーを消すことができず1ダウンとなりました。
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他方のテーブルのWは「普通」だった。
・♣A,K,Qをキャッシュし、4枚目のクラブをリードした。
・Eがダミーのラフをオーバーラフできなかったので、
デクレアラーはトランプ狩りで失敗する運命にあったフィネスをせず、
♠Aを出した。
・そうするとトランプの♠Kがドロップした。
・その後、ディクレアラーはトランプを狩り切りって、
10トリックを勝ち、4メイクとなった。
Wのディフェンスは7IMPの価値があり、Spingoldを勝つのに十分だった。
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