Part3 聖タイタス修道院に戻って
Part3-18 修道院長の前進(3)
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最後のボードでは、オーストラリア人のハーマン修道士がちょうどスラムをプレイしようとしているところです。
ディールは次の通りです、
North-South gameDealer East
リード役のサンドラ・ランドヒルは、角縁眼鏡越しに覗き込んで
「2♦にダブルは何ですか?」と尋ねました。
「強いハンドであることを示しています」
「♦に何かあるかもしれません」とハーマン修道士。
ランドヒルは♠6をリードし、
ダミーが開かれました。
ランドヒルは続いて修道院長の方を向いて
「2♠にダブルは何ですか?」と尋ねました。
修道院長は、ディレクターを呼ばれるのを避けたいと考え、慎重に返答しました。
「このビッドの流れに取り決めはありません」
「敢えて言えば、一般的な強さはあると思います」
ランドヒルとパートナーは顔を見合わせました。
一体どうやってこんなペアが決勝ラウンドに辿り着いたのだろう?
シングルトンの♠Aをプレイしなければならないにも関わらず、
ハーマン修道士はプレイする前に、ハンドについて暫く考えました。
Wのマイケルズ・キュービッド(2♦)は、メジャーカードが5枚-5枚を示しています。
もし♣がシングルトンなら、恐らくそれをリードしたでしょう。
従って、彼女の最も可能性の高いハンドの形は
5-5-1-2になります。
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・オープニングリードをダミーの♠Aで勝ち、
・切り札の♦Kと♦Aをプレイし、
Wの切札が予想通り1枚と分かったとして、
・続いて♠をダミーでラフ、
・♣でハンドに戻り、
・もう1枚の♠もラフする。
しかし、その後で残りの♣を勝とうとすると、Eは切り札でストップできてしまう。
ああ…でも、どうすればいいんだろう?
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ハーマン修道士はついに解決策を見つけました。
・♠Aで勝ち、
・次の切り札狩りで、1ラウンド目をダック、
Wの♦Jに勝たせました。
この素晴らしいプレーの後は、
6メイクを阻止できません。
・ハーマン修道士は♠のリターンをラフし、
・切り札の♦Kをキャッシュ、
・♣Aでハンドに戻り、
・2枚目の♠をラフしました。
・その後、♣Kでハンドに戻り、
両方のディフェンダーはフォローしました。
・切り札を狩り切って、
・最後に、ダミーの♣のスートを指して、残りの勝ちを宣言しました。
その後に問題となるボードは現れず、修道院のプレイヤー達はすぐに最終スコアの比較に取り組みました。
決勝戦は18対2で勝利していました。
まるでノーベル賞を受け取るかのような表情の修道院長は、誇らしげに歩みを進めました。
修道院長はカップを受け取り、頭上に高く掲げて拍手喝采を浴びました。
(終わり)
それから間もなく、修道院チームが期待を込めて見守る中、
上級トーナメントディレクターが結果シートを手に採点室から出て来ました。
「静かにしてください」と彼は叫んだ。
「いくつか採点ミスを修正する必要がありますが、上位3位には影響しません」
「3位はロンドンのチームで、259ポイントです」
「2位は北西部のチームで、262ポイント」
「そして、わずか2ポイント差で優勝したのは、
ルシウス、パウロ、ヘルマン、修道院長です」
修道院チームの隣に立っていたサンドラ・ランドヒルは、パートナーの方を向いて、
「誰?」と大きな声で言いいました、
パット・デイヴィソンは彼女を肘で軽く突いて、
「修道士たちだと思う」
「前回対戦した人たち!」
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