Part3 聖タイタス修道院に戻って
Part3-18 修道院長の前進(1)
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修道院チームは、昨夜のスイス代表チーム決勝戦で19位でした。
ヘルマン修道士は、ホテルのレストランで朝食をとっている修道院長と同じテーブルに座りました。
「こんにちは、修道院長」
「♦がボイドで3NTをダウンしたハンドを覚えていますか?」
11時にゲームが再開され、
修道院長は次のカードを手にしていました。
何かイヤな雰囲気になったので少し間を取るために、修道院長はトーストに手を伸ばしました。
「5♣は確実にメイクしました」とヘルマン修道士は続けました。
「キャンベラのパートナーとプレイしているやり方なら、簡単にビッドできるハンドでしたよ」
ヘルマン修道士はハンドの記録シートを修道院長の鼻先に突きつけました。
「ほら、ボード23です」
修道院長は記録シートを脇に押しやりました。
そうこうしているとルシウス修道士が到着し、
「ザビエル修道士は?」と尋ね...話は有耶無耶に。
修道院長は瞬きしました。
一体何が起こっているのだろうか?
おそらく、狂ったオーストラリア人は何かのツースーターか、1スーターのいずれかに違いない!
ここはパスが最善だろう。。。と修道院長。
・オープナーもパス。
リダブルとハーマン修道士。
右側はパス。
道院長は何か積極的な動きをすべきと思い、5♥とキュービッドしました。 ・ハーマン修道士は5♠
普通のパートナーならスラムにレイズするのは明らかだろう、と修道院長は考えました。
6♠!ときっぱりと言いました。そして向かいに座っているハーマン修道士をちらりと見て、 完全なディールは以下の通りです。 Love all Dealer East
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・Wのモーリー・ブリスが♥Kをリード, ハーマン修道士はダミーの♥Aで勝ちました。
♦に明らかなルーザーがあるので、コントラクトは切り札の処理次第です。
・ハーマン修道士は2トリック目で♣Kをキャッシュして、切り札のフィネスが自然に思えましたが、 ♥のラフを選びました。 ・その後、♣Kをキャッシュし、 ・切り札をダミーの♠9に向けてリード、 フィネスは成功しました。
しかし、Eはそのトリックでショーアウト、
・ダミーの♣を2枚をキャッシュし、Wは♠K頭の4枚であることが分かりました。
ハーマン修道士は思案しながら赤いひげを撫でました。
Nの♣が無くなるまで勝てて(ラフを含め)、 3枚のカードを残した状態でEにスローインできれば、メイクできるかもしれません。 クラブをラフしました。 両ディフェンダーは最後まで♣をフォロー。
Eは0-7-2-4のディストリが分かったので、3回目のダイヤでEへのスローインは不可能です。
・ハーマン修道士は♦Aと♦Kをキャッシュし、もう1枚の♦を切り札の♠Qでラフしました。 残ったカードは以下のとおりです。
・♥7をお願いします」とハーマン修道士。 ディクレアラーはルーザーの♦を捨て、 ・Eが勝ち、Eからのリードとなりました。 ♥しか残っていないので、♥のリターンです。 Wの♠Kが捕まってしまいました。 途中ではメイクはあり得ないと思いましたが、ディクレアラーは12トリックを手にしました。
修道院長は自分が見たものが信じられませんでした。
修道院チームは好調を維持していました。
どうしてプレイヤーはあんなに馬鹿げたビッドをしておきながら、 プレイでは毎回上手くやることができるのだろうか?
モーリー・ブリスは顔をしかめて、
「トランプリードはどうかな?」とハーマン修道士。「まずい結果だったな、ロニー」と叫びました。 「どうすることもできなかった」 「ダミーからエントリーを奪うんだ」 「スラムが有るか無いかの時は、たいていベストだと思うよ」 |