Part3 聖タイタス修道院に戻って
Part3-16 釣り糸に釣られたマス(3)
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修道院長は、幸いにもこのハンドが向かいの野蛮な男ではなく、自分に来たことに感謝しました。
彼であれば間違いなくアンユージュアル・ノートランプをビッドして高得点を狙っただろう。 ・「1♠」とSに座るハーマン修道士が 口火を切りました。 「1NT」とエルレッド修道士はオーバーコール 「パス」と修道院長。 「2♥」とマイケル修道士。
これはシステム上、リミットコールです。
・「2♠」とハーマン修道士は競りました。
修道院長は“パートナーは1NTのオーバーコールに気づかなかったのか”と?でした。
「3♥」とエルレッド修道士。「パス」修道院長はゆっくりと息を吐きました。 「4♥」とマイケル修道士はレイズしました。
オークションは終了したかに見えましたが、
ハーマン修道士はさらにビッドすることを検討しているようでした。
・そして「4♠」とハーマン修道士。アエルレッド修道士が「ダブル!」
修道院長は信じられない思いでした。
夫々のハンドは以下の通りです。自分のハンドを1♠とオープンした後、 2♠とリビッドする程度と評価していたプレイヤーが、 どうして今になって4♠まで競るのだろうか? North-South game Dealer South
・最初のリードはエルレッド修道士の♥5。 Eは♥J、 ディクレアラーは♥Aを出して勝ちました。 ・次に切り札の♠Kを出し、Wの♠Aに負け、 ・Wのエルレッド修道士は♠Qもキャッシュし、 ・続けて残っている切り札を出しました。 ・ハーマン修道士は切札を1枚残して すべてキャッシュしました。 |
この時点で4人のハンドは以下の通りです。
・その後、ディクレアラーは♦Aをキャッシュ、 ・続けて♦Qを出しました。
Eの♦はショーアウトしていたため、
・♦Qが勝ち、Wのアエルレッド修道士は♦Kで勝ってはダメなことを知っていました。 ハーマン修道士は切り札の♠Jをテーブルの上に置きました。
アエルレッド修道士には赤いカードを捨てる余裕がありません。
・ハーマン修道士は続いて♦4を出しました。それで仕方なく♣Aを捨てましたが、
残りは、♦Kと♦Tの2枚です。
・♦Kで勝ったアエルレッド修道士は、♥のテナスにリードしなければなりません。 4♠xはメイクしました。
「強いハンドを持っていたね」と修道院長は非難するように言いました。
「1♠でオープン後、なぜ2♠のリビッドなの? 」 「パートスコアで終わってしまうかもしれないよ」
ハーマン修道士は、
憤慨したエルレッド修道士は、「さっき仰った技術と判断力ですよ、修道院長」 「ダブルしてもらって、大量得点を狙ったんです」 「どんなビッドをしてもダブルしていましたよ!」 「切札が♠AQxxの4枚で17ポイント」 「パートナーは♥をレイズしているし、ダブルは当然です」
ハーマン修道士は聞いていませんでした。
修道院長は立ち上がり、そして、言いました。 「とても楽しいセッションでした、修道院長」 「ハーマン修道士は確かに強運を持ったプレイヤーだ」 「ビッドさえ正しくできれば、素晴らしいプレイヤーになれるかもしれない」と思いました。 |