Part3 聖タイタス修道院に戻って
 Part3-13 修道院長の辞退(2)

 Love all
 Dealer North


コントラクト:6♠
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ルシウス修道士はローマン・キーカード・ブラックウッドをビッドし、 レスポンスは5♠。
A2枚と切り札のQがあることを示しています。
♣のスートに関しては幸運を期待し、ルシウス修道士は♠のスラムへと進みました。

このコントラクトは、控えめに行っても少し無理筋と言えるでしょう。

・ルシウス修道士は、
 切り札のリードをハンドで勝ち、
・切り札をもう1回トランプを狩り、
・次に♥のAとKをプレーし、
・3枚目の♥をダミーでラフしました。

このコントラクトは、多くのプレイヤーには絶望的に見えますが、ルシウス修道士は僅かなチャンスを見出していました。

・次のプレーは、ダミーからハンドの♦Kに向け
 ♦を出すことでした。
 Eの席の学生は♦Aを出さず、
 正しくディフェンスしました。
・そしてルシウス修道士は、オポーネントに残っ
 ている最後の切り札を狩り上げました。

この時点で、まだプレイされていないカードは次のとおりです。


・最後から2番目の切り札で、
 ダミーからは♣をディスカード、
 Eは♥のウィナーを捨てました。
・そして最後の切り札を出し、
 ダミーからはもう1枚♣をディスカード。
 Eにはもう余分なカードがないので、
 仕方なく♦Jを捨てました。

オポーネントが♣を捨てなかったので、ルシウス修道士は♦Aが裸になっていることを期待してプレイしなければなりませんでした。

・ルシウス修道士は♦4をリードし、
 ダミーからは♦8を出しました。
 まるで魔法にかかったかのようにEから
 ♦Aが出てきました。

ダミーの♦Qが12番目のトリックになり、
このコントラクトはメイクとなりました。

ヘンリー・チョープはルシウス修道士に敬意を表して頷き、
「よく捕まえましたね」
「クラブのリードが勝りましたか?」

「たぶんね」とルシウス修道士。
Eの席に座っているデニムを着た少女に親しみを込めて微笑みました。
「なかなか見つからないリードだろう?」
「ダミーがビッドしている♣J」

学生たちは予想外に堅実なゲームを展開していました。
最後のセットが始まったとき、自分達のリードが僅か3IMPであることに、修道院長は落胆しました。