ルーク修道士と呪術医の小競り合いはありましたが、次のボードは下図のようなものでした。
North-South game
Dealer East
コントラクト:4♥
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・ルーク修道士はロートランプ♥3をリードし、
♥2、♥T、♥Kが出ました。
このオープニングリードは呪術医にとってちょっと嫌なものでした。
♠のラフを試みれば、ディフェンダーが一歩先にラフする可能性があります。
Eが最初のトリックで♥Tを出したことに気づいた呪術医は、
2つ目の可能性を試すことにしました。
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・次のトリックで、♣Aをキャッシュし、
・スモール♣を続けましました。
Wが♣Tで勝ち、
・2枚目のトランプをプレーしました。
「♥8をプレイ!」と呪術医は叫びました。
このカードでそのトリックを勝った後、
・呪術医は♣をラフし、
・♦Kと
・♦Aをキャッシュ、
・そして3枚目の♦をラフしました。
・♠Aでダミーに入り、
・4枚目の♣をハンドの切札でラフしました。
これで9トリックが手に入り、
ダミーの切り札♥Jで合計は10トリックです。
「ムボジ、寝てるんじゃないのか?」
「最初の切り札で♥Tは、一体何だ?」
「♥8がダミーへのエントリーになるように
協力しているのか?」
と呪術医は嘲った。
「何を言ってるんだ?」と、
「私のハンドのローカードを見たのか?」
好戦的なムボジが叫んだ。
「普通のプレイヤーには簡単ではないかもしれない」
と呪術医は言い返しました。
「普通の選手だって?」
「誰を普通の選手って言うんだ!!」
ムボジは飛び上がって叫びました。
「もう十分だ!」
「若い人たちに見せるには良い手本ではないな!」
とルーク修道士が口を挟みました。
「いいえ、楽しんでるわ」
「議論がないとブリッジはちょっと退屈よ」
と微笑んでレイラは言いました。
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