Part1 聖ティトゥス修道院にて
  part1-1 ワトソンさんの韻(1)

先日、聖ティトゥス修道院チームは、 ブランストン教区の4人の教会女性とアウェイで引き分けました。
今回はホームでチーム戦です。
開始早々、一方のテーブルでスラムがビッドされました。

  DEALER: East
  Vulnerable All

コントラクト:6NT
=====
West North East South
 -  -  P  1NT
 P  6NT  //

・オープニングリードは、セカンドトップ オブ ナッシングを
 採用しているので♠8。これをダミーの♠Jで勝ちました。
・次にダミーからQを出し、修道院長のEは3。
 Qが勝ちました。
・続いてダミーから6を出しハンドのAで勝ちました。
 Tを持っていないので、Jを出す意味はありません。
・続いて♠と♣で6勝し、最後はダミーで終わります。
 この時点でカードは右上図のようになっています。


・ディクレアラーは「9をお願いします」
 Kに負けた後、Eはをリードするしかなく、
 Qも勝てて、スラムメイクとなりました。
====
ポストモーテムで、Wは「QにKをカバーすべき」と指摘。

Eの修道院長は、
直ぐにカバーするとダミーの「J9」でフィネスされます。
明らかなシークエンスが判明してる時は、最後のアナーに
 カバーする
」が基本です、と反論。
この考え方は基本的に正しい。

しかし、ここでEにとって重要なことは、
エンドプレイに陥らないようにすること」です。
(スローインによってリードしたくないをリードする羽目になる)

そのためにKは早めに出したい、です。
もし、最初のQに直ぐにKをカバーしていれば、
6NTは1ダウンでした。


「次へ(←ここをクリック)」で見ることができます。