Part1 流行りや巧妙な仕掛けに惑わされないで

 Part1-4 妙技は報われない
ブリッジでは、自分の長所と短所を知ることに加えて、 パートナーを理解するように努める必要があります。

オーバービッダーですか?、それともアンダービッダーですか?
シグナルを理解していますか?
もしシグナルを活用できるなら、どんなシグナルですか?
知らないシグナルを送っても意味がありません。
オポーネントはそれを知っていて、オポーネントだけが得をするかもしれません。

そしてそこには,ブリッジのもう一つの基本があります!
 あなたがパートナーよりもブリッジについて
 詳しいなら、
 パートナーに合わせてプレイしてください。

ある種のブリッジ、特にラバーブリッジやマネーブリッジでは、 あなたがパートナーよりも多くを知っていると、ひどく傷つく可能性があります。

過去を振り返ると、見知らぬパートナーとの出会いで、 計り知れないほどの幸運に恵まれてきました。

そこではすぐに、パートナーを受入れるか否かの問題が生じます。
私が個人戦で満足のいく成績を残せている理由の1つは、 新しいパートナーの弱点や欠点をすぐに見極める能力があったことです。

リージェンシークラブでの土曜日のナイトゲームでは、 私にとって、もっと良いビッド、注目を集めるビッドが何度もありました。
しかし、その多くのビッドは、パートナーが理解できないと分かっていたので、 そのような上位クラスのビッドはしませんでした。
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リージェンシークラブとは、世界的なホテルブランド「ハイアット リージェンシー」で展開されている、 クラブルームおよびスイートルーム宿泊者専用の特別フロア・ラウンジの総称です。
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私はシカゴ・トリビューンの個人トーナメントで5年で3回優勝しました。
(通常は数十年に1回優勝するくらいのはずです)
それは、私の優れたビッドやプレーのせいではなく、私がそれをしなかったからです。
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シカゴ・トリビューンは、アメリカ合衆国の中西部における主要な新聞。
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私の周りにはブリッジの猛者達がいて、目が眩むような間違ったキュービッド、 テキサストランスファ、スリップアンダーリード等をし、 そして彼らの向かいには、「え?」という一言で固まった顔のパートナーが座っているのです。
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スリップアンダーリードは、「アンダーリード」を応用した上級防御テクニックです。
自身がAやKを持っているスートにおいて、あえてスモールカードをリードすることを指します。
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実際のところ、ゲームを本質的なものに戻すことで、 仲間内のラバーゲームや一般公開の個人戦に限らず、 あらゆる場面で勝利を収めることができつようになります。

次の様なことで混乱させる必要はありません。
イタリアンリード、ショートクラブ、ハミルトン、ウィーク、 その他あらゆるコンベンション。
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イタリアンリードは、スモールカードをリードする際に、「偶数か奇数か」を示すシグナルです。
 偶数の時:一番上のカードをリード
 奇数の時:一番下のカードをリード
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私の指導のほとんどは、整理整頓されたゲームが最も効果的であるという前提に 基づいています。

私はブリッジの歴史の中で誰よりも多くのパートナーとプレーしてきました。
野球の更衣室で、海を渡る飛行機の中で、ヨーロッパのサロンで、 投光照明で息苦しい講堂で、テレビスタジオで、 そしてどのパートナーも私のプレーを理解でき、例外を除いて私もパートナーのプレーを理解できました。

かつて誰かが私をブリッジの「Simple Simons (何でも信じてしまう愚か者)」と 呼びました。
「ありがとうございます」と私は答えました。

“Complex Simons”は、色々なコンベンションを渡り歩き、 色々なシステムを渡り歩く人のことですが、 彼らは本当にブリッジのスキル磨きを遅らせているだけでなく、 他の全員をとても不快にさせるので、私にとっては迷惑な存在です。

多くの複雑なコンベンションが使えるトーナメントに参加したプレーヤーは、 楽しもうとするのではなく、勝とうとすることにあまりにも多くの時間を 費やしています。

皮肉なことに、このような人は結局どちらも手に入れることはできません。
この種のプレーヤーは、パートナー、対戦相手にとっても 負担となります。
もちろん、その対極には、 シンプルさとは、一定のルールに従い、決してそこから逸脱しないことだと考える、 怯えたプレイヤーもいます。

私は以下の条件を満たせば、このようなパートナーを受け入れます。
a] パートナーシップに大きな害が及ぶ前に
 パートナーを理解できた。
b] 私が彼の基本的で譲れないルールの1つに
 違反しても黙っている。

しかし、オポーネントが難しいコントラクトをメイクした後、 プレヤーの一人が私に以下のように言うと、思わず怒りがこみ上げてきます。
「まあ、結局のところ、あなたはKのダブルトンからローをリードしました!
 それしかメイクする方法はありませんでした。」

これは、誰もが一度は出会ったことのある性格の人で、 全てを知り尽くし、古い決まりを文字通りに守らなければならないプレイヤーです。

このような人は丸暗記でブリッジをしています。
いつもは自分を抑えることができますが、 本当は冷酷な視線で彼を突き刺し、冷静な態度でこう言いたいのです。

私はあなたのルールを知っています。
ブリッジを始めて最初の3日は、私はそれに従っていました。

あなたがダブルトンのKから決してローをリードしないことは知っています。
それらは素晴らしいルールであり、それに従うのは賢明です。

しかし、あるコントラクトでは、 Kのダブルトンからアンダーリードすることでのみ良い結果得られることがあり、 また、KダブルトンのKをリードすることでのみ良い結果になることもあります。

実際、私はこれらのリードをディフェンスに関する2つの基本的な ツールとして利用しています。
これをあなたに説明しても、おそらく認めないでしょう。

そして彼は認めませんでした。