Part1 流行りや巧妙な仕掛けに惑わされないで

 Part1-3 自分自身を知れ
私が気づいた多くの間違いの中で、最も共通していたのは、 ポイントとポイントカウントシステムに対する子供じみた信仰でした。

あなたは何を求めているのですか?
あなたは、何年にもわたってポイントカウントシステムを私たちの頭に叩き込み 続けてきたのに、今度はそれを忘れるように私たちに言うつもりですか?

そうではありません。
しかし私は、古き良き常識的なポイント計算を加味することを提案したいと思います。
私はこれを何年も言い続けてきましたが、 どうやら多くの人が理解してくれていないようです。

しかし、そこには明言されていない大事なことが 1 つあります。
それは、目や耳は言うまでもなく、大脳皮質の働き(自分の頭で考えること) までを放棄するように主張しているわけではないと言うことです。

最近のブリッジのプレイについての逆説的な事実は、 多くのプレイヤーがあまりにも早く、そしてあまりにも多くのことを試み過ぎて ゲームを台無しにしているということです。

私があなたにこう言ったとします。
ゲームを計り知れないほど単純化すると、同時に計り知れないほど向上・上手になります。
ブリッジにもっと複雑さや、微妙さ、ちょっとした違いを詰め込もうとすればするほど ゲームは以前よりも難しく、面白くなくなります。

もし私がとんでもない厚かましさで、あなたを次のように非難したらどうでしょう。
ブリッジへのエネルギーを、 学習する必要がない超高性能な仕組みを完璧にすることに費やし過ぎている一方で、 勝者と敗者の違いを生む基本的なテクニックの習得が出来ていない。

私がこのようにあなたに話したとしましょう。
侮辱されていると感じ、怒りますか?
続きを聞いてみたいと思いますか?

さて、短気な連中は怒って、帰ったと思うので、もっと具体的な話をしましょう。
ここで明らかにするのは平均的な米国のブリッジプレイヤーの基本的な欠点です:
型にはまった予測可能なビッドとプレーで年間数千点を獲得している。
ダブルすべき時にダブルしないことがよくある。
ダブルすべきではない時にダブルすることがよくある。
始めたばかりの初心者向けに作られた 一般的なガイドラインに過ぎない規則を厳格に遵守している。
カードの持ち方等の細かな所で、繰り返し繰り返し同じ動作をすため、 経験豊富な対戦相手に貴重な情報を与えてしまう。
理解していないプレーを執拗に試みる一方、 理解しているプレー(数学的に見て成功確率が高いプレー)を試そうとしない。
パートナーを召使いのように扱うか、パートナーに召使いのように扱われる。
いずれの場合も、チームにとって重要な穏やかで温かい関係性を破壊してしまう。
自分のハンドのことしか考えず、ブリッジを個人戦にしようとする。
他にもまだ沢山あります。

ほとんどのプレイヤーは、
より良いブリッジとは、もっと多くのコンベンションや、 より多くの華麗で目を見張るプレイを学ぶことだと考えていますが、
より良いブリッジは、実際には、自分自身をよく知ることから始まるのです。

まさにゴルフと同じです。
ゴルフコースにおける自分を知り、自分が扱えるクラブと扱えないクラブを知ることで、 最終的には、今までの自分よりもよい結果になるのです。

さあ、ブリッジテーブルに座りましょう。
あなたは、フィネスで50%の確率でメイクするコントラクトをプレーしています。
しかし、別のアプローチが思い浮かびます。
それはダミーリバーサルでダブルスクイズです。

どのアプローチを試してみますか?
ダミーリバーサルを使用したダブルスクイズの理解よりも フィネスの方をよく理解している場合は、50-50%のフィネスをしましょう。
その方が順位で上にいることができます。

自分が何をしているのかよく理解できるまで、 派手なプレーをしてみたいという衝動を抑えてください。